研究が嫌いな理系院生のブログ

研究嫌いな理系女子大学院生が分野を変えて公募で就活する話です。

就職か院進か

2016年9月(大学3年生)

インターンに行った。

理由はなんとなくってのが大きくて、何となく就職か院進学か悩んでいた事もあったし、単位も欲しかったし(結局申請を怠けまくって単位にならなかった)、一人暮らしへの憧れもあったしって感じの動機だった。

 

会社の規模にはこだわらずに、特に学科も何にもこだわらずに、「泊りがけになるところ」を条件に学校の推薦を使って行った。

場所は静岡で、さわやかめっちゃいったな。美味かった。会社は半導体の関連部品を作っているところだった(A社としておく)。だから、伝送線路とか抵抗値とか電気容量とかなんかそんな知識を使いながら、工場の中で作業着着て、実験して、測定して、を繰り返す感じだった。期間は二週間だった。

 

まぁまぁ楽しかったし、色んなことの発見があったし、行ってよかったと思ってる。楽しかったのはインターンで出会った有名大学の二つ上の人と毎晩ご飯一緒に食べたり、ボウリングいったり君の名は見たりしたからだと思うけども。さわやかも美味しかったし。

 

で、発見だったのは、「工場嫌い!作業着ださい!朝早いの辛い!」ってことだった。これ本当に当たり前みたいな感じなんだけど、めちゃめちゃ発見だった。いや、三つ目に関しては私の生活習慣に問題があったから、私が悪いし、仕方ないんだけど。(そのせいもあってか、たまに寝てしまっていた)「工場嫌い!作業着ださい!」に関しては新しい発見だった。二週間ですら、工場の油臭さとかヘルメット着用とかスカート履いたりできないのとか好きな服着れなかったりとか、化粧にも気を付けてとか言われちゃうのとか、すごい辛かった。くだらないって思う人もいることだとは思うんだけど、一生働くって考えたら汚いことしたくないし、きれいな服着たりして働く方がいいと思った。それが私のモチベーションを少なからず作っているんだなぁって。

 

このインターンの経験から、まじで工場はやめようと思った。まぁ、最悪工場でもいいけど、きれいなものやかわいいものが作れたり関われたりすることがいいと思った。要は、半導体にはこれっぽっちも興味がなかった。幼いころから物を作るのが好きで、手芸とか絵をかいたりだとかそういうことをしていたから、モノ作りが好きなんだと思って工学部に来た。でも、わたしはかわいかったりきれいなものを作るのが好きなだけだった。

でも、一方では、半導体の勉強が好きな自分がいた。作るのが好きなわけでもないけど、なんか考えるのがすきだった。複雑だし、パズルみたいで。そんなわけで、工場勤務は嫌だけど研究というのにも興味があるし、半導体の勉強は好きだし(あとまだ遊びたい)ってのもあって、院進学をすることにした